活動報告
2022年10月11日
中信支部活動報告中信支部活動報告
【中信支部活動報告】題名:中信支部研修会
日時:令和4年9月4日(日)10時~11時半
場所:松本市安原地区公民館
講師:音楽療法士 池原ひかる先生
演題:「音楽療法について」
受講者数:9名
感想:
今回の研修会は、音楽療法について学ぼう!音楽に触れて癒されよう!という目的を持って開催したのですが、実のところ音楽療法についてはあまりよく知らず、先生のバイオリン演奏に癒されようとしか考えていませんでした。
始まってびっくり!音楽療法の奥の深さに感動しました。
まずは、講師の池原先生から音楽療法についての講話があり、先生が普段どのような形でクライアントの皆さんと関わっているのかを知った後、実際に音楽療法を体験する1時間のプログラムを行いました。最初に手などを使ってウオーミングアップ、体を動かして準備を始めます。そして次に先生の演奏に合わせて歌を歌います。(この日は井上陽水さんの「少年時代」でした。いつも入院患者さんに季節を感じてもらえるように選曲しているそうです。)口を動かし、声を出し、気分を上げていきます。そして今回のプログラムのメイン!トーンチャイムというものを使って先生の演奏に合わせて音をならしていきます。これは、能動的音楽療法といって自分で演奏する楽しさを感じられます。またゲーム感覚で楽しみながらコミュニケーションをとる事も出来ました。
気分が最高潮になると次はクールダウンに入っていきます。先生の素敵な演奏を鑑賞して
心から癒されてプログラムは終了しました。残りの時間は参加者の質問に答える形をとり、様々な質問に先生が答えてくださいました。特に、口腔機能向上に関わる話になると熱心にメモを取る姿が見られました。高齢者の嚥下機能の向上にはどのような歌が良いか、など教えて頂きました。先生の言葉で印象的だったのが「音を楽しむということは、耳だけではない。体全体で楽しむことだ。」という言葉です。今まで様々なクライアントさんと関わってこられたからこその言葉だな、と思いました。
参加者の皆さんも時間が短く感じた、とても良かったとの声が多数でしたので、コロナ禍で
したが感染対策をしっかり行い開催して良かったと思います。
小林美恵子(中信支部)