活動報告

2023年7月10日

中信支部活動報告中信支部研修会報告

【中信支部 研修会報告 こどもの発達障害について】



 日時:令和5年6月25日(日)9:30~11:45
 会場:松本市安原地区公民館 視聴覚室
 講師名:児島佳代子先生(信州大学医学部附属病院 子どものこころ診療部
                     勤務、公認心理師 臨床心士)

 講演内容:「こどもの発達障害について 精神疾患を有する患者さんへの対

                              応方法」   

 参加人数:24名


 感想: 

  今回、信州大学医学部附属病院 こどものこころ診療部に勤務されている、児島佳代子先生に講演をしていただきました。

まず、公認心理師とは何か?臨床心理士とは何か?ここから教えて頂きました。臨床心理士とは、1988年に日本臨床心理士資格認定協会が設立されて生まれた民間資格。
公認心理師は、2017年に公認心理師法が施行されて生まれた国家資格ということ。私は今回初めて知りました。多分研修会に参加していなかったらこの先も知らなかったかもしれないな…とも思いました。

そして、先生の心理師としての仕事内容や、対象となる患者さんの年齢層(主に年長児から中学3年生までだそうです。)、こどもの発達障害について、発達障害とは?発達障害の主な種類、二次障害について、発達障害児への支援について、専門家ではない私たちにもわかりやすい言葉で教えていただきました。

特に支援については、発達障害児に対して伝える時には、「見える化」が大事(話して伝える<文字<絵<写真<実際にやってみる)、予習も大事、その子のルール・ルーティーンを崩さないようにパニックに対処するのではなくてパニックを起こさせないようにすることが大事、ということを学びました。

また、精神疾患を有する患者さんへの対応方法、特に不安が強い患者さんに対しての対応として、気をつけなくてはいけない点をいくつか教えて頂きました。これに関しては、質疑応答の場面でも受講者から実際に体験して困った案件として質問があり、先生もご自身の実体験を踏まえてお答えいただきました。

心に残った言葉は、「例外を作らない」。確かにその通りだと思いました。 

2時間の講演はあっという間に過ぎて、とても興味深い充実した2時間でした。

先生、ありがとうございました。ここで学んだことを、歯科衛生士として少しでも業務に役立てていけたらいいなと思いました。


中信支部 小林恵美子





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