活動報告

2023年10月30日

研修会報告令和5年度 市町村国保事業歯科保健指導研修会報告

令和5年度 市町村国保事業歯科保健指導研修会報告


【日時】令和5年10月8日(日)13:00~15:15
【場所】安曇野市豊科ふれあいホール
【演題及び講師】
① 市町村国保歯科口腔保健支援事業(長野県委託)について
長野県健康福祉課課長 田上真理子先生
② 特定健診・特定保健指導について長野県の現状と課題
長野県健康福祉部健康増進課補佐 保健師 井澤紀子先生
③ 特定保健指導の実際について・グループワーク
安曇野市健康推進課 保健師 酒井蘭先生

【参加者】会員33名 会員外1名 他職種(管理栄養士)1名

本研修は県から県歯科衛生士に委託された「市町村国保が実施する歯科口腔管理推進のための歯科口腔保健指導に対する支援事業」に対応できる歯科衛生士を育成する目的で開催されました。
最初に長野県健康増進課 田上課長(医監)より事業の目的及び概要についてご説明をいただきました。
次に井澤保健師より「特定健診・特定保健指導」についてのお話をうかがいました。
参加した歯科衛生士の中には「特定健診・特定保健指導」の言葉を初めて耳にする人も多かったと思いますが、県の健康づくり施策の経緯を丁寧に説明していただき、個人的には保健師や管理栄養士がよく口にするS(積極的支援)、D(動機づけ支援)の意味がようやく理解できました。
最後は特定保健指導に実際に携わっている酒井保健師の指導の下、実際の特定健診を受けた方の結果から、歯科の視点でどういった助言や支援をすることができるのかを考えるというグループワークを行いました。
自分では気が付かない部分にグループのメンバーが着目していて、そこからこんな指導ができるよねといった意見交換ができたことは、大変有意義な時間となりました。
今後、受診者の行動変容につながり成果が出たことが評価されるようになるということで、押し付けではなく対象者の身になって助言、提案ができるように自分もステップアップしていかなければと感じました。
歯科衛生士の業務はさらに広がっており、他職種の皆さんからの期待も大きくなってきていると感じます。それだけに、何を求められていてそれに対応できているのか、常に意識していく必要があると思いました。

地域歯科保健委員 野澤孝子




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